2024/08/24
九五式軽戦車実物大模型(撮影用プロップ)が米国に到着しました♬
7月2日(火)に横浜港にてコンテナ詰めした九五式軽戦車実物大模型(撮影用プロップ)が、現地時間8月20日(火)の早朝に米国テキサス州ヒューストン港に無事に到着しました。
コンテナからは自走で降り立ったとのこと。一か月半もコンテナ詰めされ太平洋の荒波に揉まれたハ号プロップのエンジンは一発始動だったそうです!偉いぞカマド自動車のメカニック(^^♪
各種車両の輸入は経験値もそれなりにありますが、よくよく考えると車両の海外輸出は今回が初めての経験でして、いろいろと勉強になりました。
勉強の一つは日本事務所と連携を密にして、現地事務所スタッフに事前情報をお伝えしていても、特殊貨物の場合にはあまり役に立たないということ・・・
今回もいくつかのトラブルが発生しましたが、現地にNPOスタッフを派遣しているので最小限の遅延で解決、無事に通関することが出来ました((+_+))
輸送に関しても伝言ゲーム状態で、こちらからの要望が上手く伝わっておらず、現地で再度調整しトラックを手配。これで丸一日時間を無駄にしましたが、写真の様にアメリカ~ンなトラック輸送が実現したのでこれはこれで良しとしましょう♪
ハ号なら一気に3台くらい運べそうな、オーバースペックな感じがアメリカっぽくて大好きです(燃料の無駄使いもね(*´Д`))
かくして8月23日(金)すったもんだの末に、目的地であるフレデリックスバーグの太平洋戦争国立博物館へ無事に到着!!
スタッフ総出の熱烈歓迎と質問攻めに逢いつつも、カマドからNPO法人防衛技術博物館を創る会スタッフとして派遣されたメカニック岡部と木下はカマト自動車の作業服着用にてハ号プロップの積み下ろしから倉庫内搬入というミッションを無事に終えてホッとしているそうです。
左からNPO米国人協力スタッフのドミニク・カイロさん、NPO海外渉外担当(兼通訳)の岸田さん、カマド自動車木下さん、中央は館長のデイビット・シールズさん、その左がカマド自動車岡部さん、学芸員チーフのナンシーさんと学芸員スタッフさんです。
ちなみに今回アメリカに送り出したハ号プロップの詳細は、下記の動画よりご確認ください。
https://youtu.be/TJAZoEmR2rc?si=7W5XVYcoDbGre5oP
とういことで、今回のミッション完遂により、いよいよ九七式中戦車の里帰りが実現します。カマド自動車ではいまからV型12気筒空冷ディーゼルエンジンのオーバーホールに向けて、メカニック達の下準備が始まっておるのでございます。
軽トラックからテスラ、そして戦車まで扱い車両の幅は広いなあ~と実感する社長でした(‘ω’)ノ