JAPANモビリティショー2023へ行って来ました♪

2023/11/05

JAPANモビリティショー2023へ行って来ました♪

東京モーターショーへ最後に行ったのはいつだったのか?思い出せないうちに時代はモビリティショーという名称へ移り変わっておりました・・・

まずは、招待してくださったSUZUKIブースをご紹介。なんやかんやで一番モーターショーっぽい色を残していたかな?というプレゼンに好感触です。うんこ先生が登場したのにはびっくりしましたが、インドならではの地域特性に対応した技術開発には好感触です。

お向かいにあったBYDも元気がありました。個人的はどうにもこうにも好きになれないデザインの車がズラリと並んでいましたが、メーカーとして勢いが80年代の日本車ってこんな感じに海外に出て行ったのかしらん?って熱量があり、侮りがたしです。政治情勢により不幸な結果に終わりそうな匂いがプンプンしますが、技術レベルはまったくもって油断なりません。

テスラに触れるように感じるのですが、一般的にEV車は一週間くらい乗って、数回の充電をしてみないと真価が判りにくいですね。エンジン排気量ややミッション方式により、サイズや形状が規定されない分、外観からの判断は難しいというより無駄です。

今回、個人的に一番のヒットはレクサスブースの裏側にひっそり?展示されていたギガキャスト。

断面をみると一般的なプレスと違って厚みが場所によって違います。鋳物ですから当たり前ですが、補強リムもあり、かなりの剛性があるのでしょう。高圧鋳造と言える製法なので、断面の素材密度も高く、正直言って車体整備事業者としてはあまり触れたくない部品です。

この特許はテスラ社が持っているそうでして、トヨタがおいくら万円で使用しているのか気になりました(笑)

ホンダのブースにはワクワクが詰まってました。モビリティと言われても「空飛ぶクルマ」=「ドローン」というのは身もふたもなく、デロリアンを愛するモノとして拒絶反応すらあります。

が、このホンダとGM共同開発のクルーズ自動運転タクシーは運転席すらないレベル4の自動運転( ゚Д゚) 2026年には都内で試験運用開始というのでビックリです!こんなに早くレベル4が実用化されるとは正直思っていなかったです。技術の進歩は止められません。消費者が選ぶモノは生き残り、選ばれないモノは淘汰されます。理屈ではない、淘汰の波に揉まれて「自動運転」と「空飛ぶクルマ」がどうなるか?しっかり見極めてみたいと思いました。

そして、ギガキャストと並びじっくり見学したのはホンダジェットのHF-120ターボファンエンジン。ホンダ単独では米国FAA型式認証取得が難しいと判断して、GEにお願いして米国にて合弁会社を設立して開発製造したエンジン。とはいえ、まぎれもないホンダ製ジェットエンジン!工業製品は性能が優れていれば世界中で売れるとは限らないし、ご当地の様々な事情を汲んで物事を進めると上手く行くという見本のようなエンジンですね。

規模は全然小っちゃいけれど、今後の自社事業展開に活かせる気付きがいっぱい詰まったエンジンをじっくり眺めて満足のひとときでした。