悲報・・・椿三十郎の決闘場所がなくなる

2023/07/22

悲報・・・椿三十郎の決闘場所がなくなる

先日、神場地区の工業団地を通過した際の写真です。

まあ、工業団地に限らず、新東名工事に伴う取付道路の工事ラッシュに沸く御殿場地方はそこいらじゅうで見掛ける光景です。

この埋め立て中の道路も使われなくなった旧道で、自分が立っている新しい道と付け替えられて、私有地になっていたということですね。ですから埋め立て造成は仕方がありません。

で、何が悲しいかって言いますと。写真中央のショベルカーがいるあたりが砂沢という富士山周辺にたくさんある雨が降った時以外には水無し川となる部分で、その向こうに続く道も、反対側の造成で行き止まりになっているのがご覧いただけると思います。

この砂沢と道路の交差点が、黒澤明監督の「椿三十郎」(1962年)の三船敏郎扮する三十郎と仲代達也扮する室戸半兵衛が対決する映画史に輝くラストシーンが撮影された場所なのです。

ここに立ってのも、60年前の雰囲気は感じることは既に出来なくなっていましたが、今後はアクセスすることも難しい場所になります。・・・時間の流れとは本当に非情ですね。

 

ああ、「用心棒」「椿三十郎」をもう一度見なくなってきた!?